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House M

新旧が密に混在する住宅街に建つ 新しい住宅の在り方

敷地は昔ながらの密度の高い住宅街で、生活道往来が活発なT字路の突当りに面し、北・南・西の3方を住宅に囲まれた場所である。

施主要望として、プライバシーを確保しつつ、明るく開放的で洗練された外観デザインが要求された。

間口が狭く3方を住宅に囲まれた長細い敷地に対し、いかに開放的な内部空間を創出するかが最大のポイントであった。

白くニュートラルな外壁と、白い内壁により全体を構成し、2階に設けたコートヤード的な光庭の周囲に居室を雁行して配置することで、空間の分節と連続、自然光の享受、街へ続く視線の流動性を生み出し、シンプルでコンパクトながら、内外を拡張させたような広がりのある内部空間を創出した。

高さ制限により、周囲の建物高さが抑えられている事から、3方を囲まれながらも光庭を介し安定して十分な採光を確保することができる。東バルコニーや光庭は近隣に対する緩衝空間となり、プライバシーを保ちつつ豊かで潤いのある内外の環境を作り出している。

今後、風致地区規制による敷地境界から1mの建物後退ルールにより、既存隣戸が建て替わるごとに建物同士の距離が広がり、さらに豊かな外部環境が展開することを期待している。

種別:新築、木造3階建、準耐火構造

用途:戸建住宅

【受賞 / 掲載】

・NICHIHA DESIGN AWARD 2020 ゴールド賞

https://kabesite.com/contest/2020/index.html

・近代建築 2021年 5月号 掲載

・サンワカンパニー web site 掲載

https://info.sanwacompany.co.jp/en/introduction/example/

・KLASIC 掲載

https://www.klasic.jp/construction/21510/

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